そしてArmedAssault
6年の長き年月を経て、Operation Flash Point(以後、OFP)の製作したBohemia Interactiveが手がけた新作「ArmedAssault」が2月中旬にUK版が発売されました。
OFPを知らない方に簡単に説明すると、FPSではダントツで自由度が高いゲームでした。
自分が操作するキャラクターを中心に、張りぼての背景やマップが作られている形式
ではなくて、一つの広大な島があって、そこにキャラクターや建物を置いていってある形式のFPSです。
その形式がなんで良いのかというと、いろんなシーンを自作可能だからです。
例えて言えば、劇場の舞台でチャンバラをするのと、太秦映画村や日光江戸村とかの撮影所を使ってチャンバラをするような違いですかね。
劇場だと、名優が演じればチャンバラ自体はカッコ良く演じられると思います。しかし、狭いので行動が限定されるし、客からの視点は決まってしまっているし、背景もどんなに立派な絵や写真やジオラマで作ったとしても、奥行き等のリアリティーはありません。
撮影所なら、どこにでもカメラを設置して特殊撮影等もできますし、いろんな場所からいろんな形で撮影できます。チャンバラも舞台の演劇と比べれば、実際の江戸時代で見ているかのような雰囲気になります。
まあ、そんな感じ。んで、前作のOFPは高い自由度で5年近くバージョンアップを繰り返しながら、世界中のユーザーが作ったミッションをDownLoadして遊ぶ事ができました。中にはレースゲーム等の別なゲームとして遊べるミッションを作った人や戦争モノの自作ムービー撮影をした人までいます。
いつもながら、ダラダラと書いてしまいましたが、今回のArmAはOFPと比べて画質が一段とリアルになりました。武器や乗り物の特性もリアルになったんですが、さすがに細かくて難しい部分は簡略化されてます。AIも良くなって、目の前に敵がいるのに気が付かないようなアホAIではなくなりました。
操作系統はOFPそのままだし、11人のAIも意のままに操れるインターフェイスも相変わらず良いです。
オブジェクトの重さも、Demo版では非常に重かったのですが、製品版はかなり軽減されてます。
登場人数140人の大激突ミッションを作ったんですが、全然カクったりしませんでした。
短所は、あいかわらずゴルゴ並のスナイプ能力な点ですかね。スキル設定という項目があって、自作ミッションならば、AI兵士の射撃技術のスキルを調整できるようになったので、OFPよりはマシになりました。
んで、1つ作ってみたので、調整しながらさっそくマルチで遊んで参りました。
「輸送ヘリMH-6で孤立した味方歩兵を救え!」
です。まだ、ミッションエディッタが使いこなせないので、MH-6パイロットと孤立部隊の部隊長の二手に分かれてプレイ。
下の画像は兵士側から見たMH-6。「助けが来たぞー!」
「さあ、こんなところはおさらばだ。」
「飛行場に帰ってきたところ」